急速に進む時代の変化に対応するために、2022年10月に組織再編を行い、持株会社となるセトラスホールディングス株式会社が誕生しました。

当社はセトラスホールディングス株式会社が100%保有する事業会社となり、新生「協和化学工業株式会社」として再スタートしました。地球との共生、独創性（オリジナリティ）といった当社の精神は企業理念として引き継がれ、今後は持株会社の一翼を担う事業会社として一層精進して参ります。

私たちは瀬戸内海の海水を活用して、地球に優しい製品を世界に送り届けています。

化学品、原薬事業共に、設立以来70有余年に亘り、社会を、そして地球をより良くする製品開発に取り組んで参りました。当社の製品はマグネシウム、アルミニウムなどの天然資源で出来ており、樹脂添加剤における有害物質の削減、火災時の有毒ガス発生防止など、社会課題の解決に繋がっております。現在では、世界40数カ国のお客様と長期的な取引関係を有しております。

化学品事業で製造している工業用原料は、様々なケーブルやスマートフォン、各種樹脂製品をはじめ、包装資材などのフィルム、多種多様な製品に多種多様な形で使用されております。また、樹脂添加剤の合成ハイドロタルサイトは当社をはじめ当社海外拠点においても生産しており、世界的に高いシェアを有しております。

原薬事業で製造している医薬用原料においては、グループ会社である「マグミット製薬株式会社」が製造販売している「マグミット®錠」の主原料など、お客様である国内外の製薬会社に確実に供給出来る体制を持っています。

今後も、製造に係る環境負荷を極限まで減らし、社会、そして地球全体に貢献できる製品開発、供給体制の構築に努めて参ります。

私たちはこれらの事業を中国、シンガポール、インド、オランダ、米国にいる仲間たちと価値観を共有して今後も進めてまいります。

瀬戸内海の歴史と伝統から生まれた知恵と知識と宝物を丁寧に磨き、大切に究め、地元に愛され、世界から求められる、次代へつなぐ企業でありたい。この思いはこれからも変わることはありません。

「きょうの海未（うみ）は、あしたの地球」

人にも地球にも優しい、オリジナルの技術を追求し続ける、協和化学工業のイノベーションで新たな未来を切り開いてまいります。